今日は、SALESIOのパーキングブレーキのエア抜きを行いました。
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パーキングブレーキレバー(2010年 CFRP化時の写真) |
レバーを複数回手前に引いてキャリパの圧力を上げた後、オレンジ色のコックを操作して圧力を逃がさないようにして、パーキングブレーキとしています。
上の写真は2010年にパーキングブレーキをCFRP化したときの懐かしい写真です。
まだ、ステアリングホイールが青い(通称:ハットリ君)の時代ですね。
最近、パーキングブレーキの調子が悪く、ブレーキをかけてから時間が経つにつれて徐々に緩くなる現象があります。この原因ははっきりしていません。
まずは、「ブレーキラインにエアが入っているのではないのか?」ということで、エア抜きを行いました。
エア抜きの作業自体は1時間くらいで終わりました。
私は主に電装担当でメカ的な部分はあまり詳しく分からないので、先輩に教えて頂きながらやりました。
パーキングブレーキのエア抜き |
現在は、このモータにブレーキディスクを付けてパーキングブレーキをかけています。
エア抜きの作業を以下にメモ程度に書いておきます。
(初心者の私が書いているので、参考にする程度にしてください)
1. リザーバータンクの蓋をあけて、ろうと(漏斗)を差し込み、そこに新しいフルードを満たします。
※作業中、この部分のフルードがなくなってしまうとエアが入り込んでしまうので、常時新しいフルードを満たしていきます。
2. ブレーキキャリパのニップル(ブリーダプラグ)にめがねレンチをかけて、ホースを差し込み、ホースの先はペットボトルに入れます。
※ホース内のエアがキャリパ内に逆流しないようにニップルを上にしたり、ホースをアーチ状にしたり工夫する必要があります。
3. レバーを3回程引き、引いた状態でニップルのメガネレンチを回して、ニップルを緩めます。
ニップルが緩むとフルードが出てきます。
4. ニップルを締めて、レバーを戻します。
※ニップルを締める前にレバーを戻すと、ホースのエアや古いフルードなどが逆流してしまうので良くありません。
5. ろうと内のフルード量を確認しながら3と4の作業を複数回繰り返し、エアを抜く。
6. ホースをつまんでニップルから抜く。
7. ろうと内のフルードをスポイトで抜いて廃棄し、リザーバータンクの蓋を閉めます。
8. フルードが付着している所はパーツクリーナで洗浄し作業完了です。
エア抜きの作業後、しばらくパーキングブレーキの動作試験してみたところ、大分改善されました。
しばらく経ってもブレーキが緩まなくなりました。
これにて一件落着となるでしょうか。
さて、明後日(3/13)はSALESIOの校内試走を予定しています。楽しみです!
3EE 浅野